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オンラインゲームが遅い原因と解決法完全ガイド|ラグをなくして快適プレイを実現

目次

オンラインゲームに必要な通信環境の基礎知識

オンラインゲームを快適にプレイするためには、単にインターネットに接続できるだけでは不十分です。
通信の「速さ」や「安定性」は、ゲームの操作感や勝敗にも直結します。
特に最近のオンラインタイトルは高精細なグラフィックやリアルタイム通信が必要なものが多く、少しの遅延でも大きなストレスにつながります。
ここでは、快適に遊ぶために知っておきたい通信環境の基礎を詳しく解説していきます。

回線速度の目安:下り30Mbps以上が快適ライン

オンラインゲームを楽しむ上で重要なのが回線速度(スピード)です。
一般的に、快適にプレイするには「下り(ダウンロード)速度」が30Mbps以上あることが望ましいとされています。
FPSやTPSなど動きが激しいジャンルでは、映像データや位置情報が瞬時に送受信されるため、50Mbps以上あると安心です。
一方、通信量が比較的少ないカードゲームやターン制のRPGなどでは、10〜20Mbpsでも問題なく遊べることが多いです。
ただし、速度が速くても通信が途切れやすい環境では意味がありません。
速度と安定性、両方をバランスよく確保することが重要です。

Ping値の理想は30ms以下|勝敗を左右する応答速度

通信速度と並んで重要なのがPing値(応答速度)です。
Ping値とは、自分の端末からサーバーに信号を送り、応答が返ってくるまでの時間を示す数値で、単位は「ms(ミリ秒)」で表されます。
この数値が低いほど通信がスムーズで、遅延(ラグ)が発生しにくくなります。
理想は30ms以下
特にeスポーツや対戦型のオンラインゲームでは、Ping値が50msを超えると入力の遅延を感じるケースが増え、プレイヤーの操作がワンテンポ遅れて反映されることがあります。
反射神経が勝敗を分けるFPSでは、Ping値10〜20msがベストラインです。
通信速度よりも、Ping値が低く安定していることの方が体感的な快適さにつながります。

上りと下りの違いを理解しよう

通信速度には「上り(アップロード)」と「下り(ダウンロード)」の2種類があります。
「下り」はサーバーからデータを受け取る速さで、ゲームの映像や情報を受信する際に使われます。
「上り」は自分の端末からデータを送信する速さで、キャラクターの動きや位置情報などをサーバーに送る役割を持ちます。
多くのユーザーは下り速度ばかりに注目しがちですが、実はオンラインゲームでは上り速度も同じくらい重要です。
上りが極端に遅いと、プレイヤーの動作がサーバーに届くまでにタイムラグが発生し、他プレイヤーから見ると「ワープしている」ように見える現象が起こることも。
安定したプレイのためには、上り速度が10Mbps以上あることが理想的です。

ゲームジャンル別に求められる速度の違い

オンラインゲームといっても、ジャンルによって求められる通信品質は大きく異なります。
例えば、FPS・TPS・格闘ゲームのように瞬間的な反応が必要なゲームでは、Ping値と速度の両方が高水準でなければ満足なプレイができません。
一方で、MMORPGやシミュレーション系のゲームはPing値の影響が比較的少なく、速度よりも安定性が重視されます。
また、クラウドゲーム(GeForce NOWやXbox Cloud Gamingなど)の場合は、ゲームデータをすべてストリーミングするため、下り速度が50Mbps以上、Ping値は20ms以下が理想です。
自分がよく遊ぶジャンルに応じて、必要な通信条件を把握しておくことが快適プレイへの第一歩です。

自宅のネット環境をチェックする方法

オンラインゲームが遅く感じるとき、「本当に回線が原因なのか」「自宅の環境に問題があるのか」を確認することが大切です。
速度やPing値を数値で把握することで、改善すべきポイントが見えてきます。
ここでは、スマホ・パソコン・家庭用ゲーム機など、さまざまな端末から通信状況を確認する方法を紹介します。

スマホ・PCでできるスピードテストのやり方

もっとも手軽な方法は、インターネットのスピードテストサイトを使うことです。
代表的なサイトとして「Speedtest.net」「Fast.com」などがあり、ワンクリックで下り速度・上り速度・Ping値を測定できます。
測定前には、バックグラウンドで動画再生やダウンロードなどの通信を止めておくのがポイントです。
また、Wi-Fiで計測する場合は、ルーターの近くで測定するとより正確な結果が得られます。
もし数値が極端に低い場合は、ルーターやケーブル、プロバイダー側の影響も考えられるため、同じ回線で別の端末からも測定して比較してみましょう。
安定したオンラインゲーム環境を目指すなら、定期的なスピードテストで通信品質をチェックする習慣をつけるのがおすすめです。

PS5やSwitchなどゲーム機から回線速度を確認する方法

家庭用ゲーム機にも、通信状態を確認できる機能が搭載されています。
PS5の場合は、「設定」→「ネットワーク」→「接続状態を確認する」を選択することで、下り速度・上り速度・NATタイプをチェックできます。
このNATタイプは、オンライン対戦時の接続安定性に関係し、「タイプ1(オープン)」が最も快適、「タイプ3(制限)」だと接続できない場合もあります。
Switchでは、「本体設定」→「インターネット」→「接続テスト」で同様に測定可能です。
このとき、Ping値は表示されませんが、下り速度・上り速度を見ればある程度の通信状況を判断できます。
もしゲーム中にラグや切断が頻発するなら、有線LANアダプターを利用して接続方式を変更するのも効果的です。
ゲーム機単体での計測結果は、プレイ環境に直結するため、トラブル解決の第一歩としてぜひ活用しましょう。

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